新川下分(江川村)
  油屋んち(山岸お大尽)
江戸時代の舟運の頃、ここは油を商う店でした。舟運が廃れると金貸しのお大尽んちとして栄えました。昭和の頃は当主の弥平さんは村長をしていたこともあります。この正面には高い石垣の上に築かれた豪邸と2つの蔵が建っていました。昭和の終戦の頃、2人組の泥棒が蔵に押し入り、たらふく食べた上に、めぼしいものを担いで鼻歌交じりに帰っていったと村人は伝えます。
2000年頃まではまだ名残の石垣や大木がありましたが、今はそれも崩され平地にもどってしまいました。