新川上分(下久下村)
  保全寺(ほぜんじ)


廃寺になる前後、東竹院の床下に泥まみれの前机や王冠の釈迦像が運び込まれましたが、東竹院のご住職が修復し、今も東竹院に保管されています。

曹洞宗保全寺は慶長14年(1609年)大里・津田新田で開基。まだ今の荒川はなく地続きの頃のことでした。その後、東竹院の末寺として明治20年(1887年)にこの場所・下久下村に移転。明治44年には本堂改築・大正2年に落慶法要をしました。120坪の境内地に10m四方の本堂でした。本尊は大日如来、壇信徒471人。昭和6年の地震で半壊し、昭和25年に廃寺になりました。