新川上分(下久下村)
  上分の渡し
昭和の初めの頃の久下の渡しこの一帯の渡しはみな同じ様子だったという。
江戸の頃から上分(下久下)にも夏場は渡し舟がありました。船頭さんもいて対岸の津田新田の近店(ちかだな)と呼ばれたお店から生活雑貨の御用聞きが荷物を運んだり、馬や人も運びました。津田新田と下久下は昔から地続きの村ということもあり、川でさえぎられた後も小舟ひとつで行き来しました。お祭りのご神体を運ぶのもこの渡しでした。対岸の子どもたちは石を投げてよくけんかもしました。